ビアスタイル講座
ラガービールはどのようなビール?魅力やより一層美味しく飲む方法を解説!

ラガービールはどのようなビール?魅力やより一層美味しく飲む方法を解説!

この記事を読んでいる方の中には、ビール愛好家の方も多いことでしょう。ビールは日本で多く飲まれているお酒の1つといえます。多くの種類があるビールの中でも、とくに親しまれているのがラガービールです。日頃からラガービールを愛飲していても、ラガービールがどのようなビールか分からないという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ラガービールの特徴や種類、美味しく飲む方法を解説します。おすすめのラガービールも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。ラガービールの特徴を深く知ることで、さらに美味しく飲むことができるでしょう。

ラガービールとは

ラガービールは、麦汁にホップを加えて煮沸させ、酵母を加えて発酵させる方法で製造するビールです。発酵工程において0〜15℃で約10日程度発酵させる「下面発酵」という製法により、雑味のないスッキリとした味わいになります。癖がない味で香りもよいため、濃い味付けの料理と合うのが特徴です。

ちなみに「ラガー」とは、ドイツ語で「貯蔵」を意味します。「ビールの表示に関する公正競争規約及び施行規則 」の第4条においても「貯蔵工程で熟成させたビールでなければラガービールと表示してはならない。」と定められているのです。

ラガービールには「ピルスナー」「へレス」「ボック」をはじめ、多くの種類があります。

低温醸造によって雑菌繁殖を防止できる上に、大量生産が可能であるため、世界的に最もポピュラーなビールです。

参考サイト:ビールの表示に関する公正競争規約及び施行規則

日本で流通しているビールの9割以上がラガーと言われている

日本に流通しているビールの9割はラガービールといわれています。ラガービールは、日本人に最も馴染み深く、親しまれているビールといえるでしょう。

ラガービールの中でも、「ピルスナー」と呼ばれるビアスタイルが大部分を占めています。ピルスナーは原料に淡色麦芽を使用して製造される黄金色のビールで、苦みのあるクリアな喉ごしが特徴です。昨今では、クラフトビールの流行によって、ピルスナー以外のビールを目にする機会も多くなりました。

ラガービールの歴史は短い

ビールの誕生については諸説ありますが、その歴史はとても古いです。ラガービールの原型が誕生したのは15世紀頃の南ドイツといわれているので、ラガービールの歴史は比較的新しいといえるでしょう。

15世紀には、ビールと氷を秋の終わりから春まで貯蔵し低温発酵させる方法が、既に存在しています。

19世紀以降、ビールを冷蔵貯蔵する「アンモニア冷凍機」の発明・発達がきっかけとなり、ラガービールが世界に広まりました。ビールを細菌から守る技術や、「酵母純粋培養法」など大量生産する技術が誕生したことで、ラガービールは世界で最もポピュラーなビールとなったのです。

ラガービールの特徴を知ろう

ラガービールの最大の特徴は、雑味のないクリアな味わいと爽快な喉ごしです。ラガービールは味に癖がないため、ビールが得意でない方にも飲みやすいビールといえるでしょう。

ラガービールは低温で時間をかけて発酵させるため、香りが穏やかです。そのため、濃い味の料理をはじめ、どんな料理と合わせても美味しくいただけます。

ビールの本場ドイツにおいても、ラガービールは最もポピュラーなビールです。ドイツでは土地ごとにさまざまなラガービールが製造されており、多くの国民がラガービールを楽しんでいます。

ラガービールとエールビールの違いは何?

ラガービールとエールビールの大きな違いは、発酵温度と発酵期間です。

ラガービールを製造する際には、0〜15℃の低温で約10日かけて発酵させます。発酵が進行するにつれて酵母が下に沈殿するため、「下面発酵」と呼ばれています。長時間の発酵期間を経て製造されるラガービールは、すっきりとした癖のない味わいです。そのため、ラガービールは食事のお供にもピッタリといえます。

低温下で製造されるラガービールには、傷みにくいという特徴もあるため、世界各地で飲まれるようになりました。

一方で、エールビールの発酵期間は常温~やや高温で3日程度です。発酵が進行するにつれて、酵母が上面に浮かびあがります。この現象が「上面発酵」です。ラガービールと対照的な香り高く濃厚な味わいは、エールビールの特徴といえるでしょう。フルーティーな香りで、ワインのように楽しめます。香りに個性を出しやすいエールビールは、クラフトビールに多く見られます。ラガービールと同様食事と一緒に楽しむのもよいですが、エールビール単体でゆっくり味わうのもおすすめです。

ラガービールにはたくさん種類がある!

世界中で愛されているラガービールですが、実は多くの種類があります。日頃からビールを好んで飲む方の中にも、ラガービールにどういう種類があるか知らないという方も多いかもしれません。

ここでは、ラガービールの代表的な種類を紹介します。皆さんの好みに合ったラガービールを見つけましょう。

ピルスナー

1つ目は「ピルスナー」です。

綺麗な黄金色とホップの効いた爽快な香味が特徴で、クリアな喉ごしが味わえます。癖がない味のためどんな料理にも合わせやすく、ラガービールの中でも最もポピュラーな種類です。日本で流通する99%のビールがピルスナーともいわれています。

スッキリしたキレのある喉ごしと、ホップ由来のしっかりとした苦味を楽しみたい方におすすめです。

デュンケル

2つ目は「デュンケル」です。デュンケルには、ドイツ語で「濃い」という意味があります。その名のとおり濃い茶色と、スッキリとした味わいが特徴です。

麦芽の香ばしい甘みとコクが、苦みを和らげてくれるため、ビールの苦味が好きではない方にもおすすめです。デュンケルの甘みは、焦がしたキャラメルと表現されることもあります。

ピルスナーと同様に飲みやすいビールであり、デュンケルをラインナップに加えるビールメーカーも増加しています。

メルツェン

3つ目は「メルツェン」です。通常、3月(ドイツ語でメルツェン)に仕込まれることからメルツェンと呼ばれています。ドイツで開催されるビールの祭典・オクトーバーフェスト向けに製造されるビールで、春に仕込んで秋に飲む長期熟成型です。オクトーバーフェストビアとも呼ばれています。

金色に近い赤褐色で、アルコール度数が高く、まろやかな味わいのビールです。苦味やホップの香りが弱めで、喉ごしはドライであることが特徴といえます。

オクトーバーフェストでは、ソーセージをはじめとする肉料理と一緒に楽しまれることが多いです。

へレス

4つ目の「へレス」は、淡い黄金色、苦味の少ないライトな味わいが特徴です。ラガービールの中では、比較的あっさりとしたビールといえます。

ピルスナーと基本的な原料が同一のため、色合いはよく似ています。しかし、ヘルスはピルスナーよりも麦芽の風味が強調されており、ホップの苦みを抑え、甘みを楽しめるビールです。癖が少ないため普段ビールを飲み慣れない方にも挑戦しやすく、また幅広い料理と一緒に楽しめるビールといえるでしょう。

ボック

5つ目は「ボック」は、色は黒や茶色、琥珀色とさまざまで、麦芽の豊かな香りが楽しめるビールです。

アルコール度数6.5~7.5%のハイアルコールビール代表として知られており、中にはアルコール度数14.5%の銘柄もあります。料理の味に負けないどっしりとした重厚感があるため、肉料理と相性がよいです。

日本において知名度が高いビールではありませんが、近年ビール愛好家を中心に注目を集めています。

より重厚な味わいの「ドッペルボック」や、ボックを凍らせて水分を取り除くことでアルコール度数を上げた「アイスボック」など、あらゆる種類があります。

一味違うラガービールを紹介!

ラガービールの代表的な種類を紹介しましたが、皆さんが飲んでみたい種類は見つかりましたか?

ここからは、サッポロビール株式会社のブランド「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」のビールをご紹介します。HOPPIN’ GARAGEでは、一人ひとりが持つさまざまな人生ストーリーをもとに、多様なビールを生み出しています。ストーリーを味わいながら飲むビールの新しい楽しみ方、皆さんも体感してみませんか?

HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)「ホッピンおじさんのビール」

ホッピンおじさんのビール 1つ目は、HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)の主力製品である「ホッピンおじさんのビール」です。

マンゴーやベリー、ハーブといった個性的で多彩なアロマが特徴のモザイクホップを使用しており、飲む度に新しい味わいを楽しめます。スパイスとして使用されることの多いコリアンダーシードがモザイクホップと作用し、豊かな香りをより引き立たせます。

「多様性こそが人間の魅力」だと考えるホッピンおじさんの想いを表現したビールです。

参考サイト:ホッピンおじさんのビール|HOPPIN’ GARAGE

HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)「RAP & BEER」

HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)「RAP & BEER」は、2つのフレーバーを融合させた個性的なビールです。

フレーバーホップ「シトラ」と「ネルソンソーヴィン」をかけ合わせたダブルホップ手法で製造されています。ピルスナースタイルの「RAP & BEER」」は、ラムをひと絞りした白ワインが連想されるフレッシュさと、フルーティな豊かな香りが特徴です。

「人生の半分以上がビールでできている」と語る双子ラッパー・上鈴木兄弟を主人公とした愉快なビールです。

参考サイト:RAP & BEER|HOPPIN’ GARAGE

HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)「Thanks & Cheers!」

HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)「Thanks & Cheers!」は、サッポロビールが育種した伝説のホップ「ソラチエース」を使用した、麦芽100%のビールです。がんの闘病経験を持つ方など250名の想いを重ね合わせながら作られました。

ヒノキやレモングラスのような香りと、爽やかな後味が特徴です。

空の色が徐々に藍色に変わっていく瞬間を切り取ったような、美しいグラデーションのパッケージも目をひきます。

「生きている喜びを心から実感できるビール」をコンセプトにしており、悲しみの後に笑顔がある人生のような、ほろ苦さの後に爽やかな後味を感じるビールです。

参考サイト:Thanks & Cheers!|HOPPIN’ GARAGE

ラガービールをより一層美味しく飲むポイント

ラガービールを美味しく飲むポイントは、大きく分けて3つあります。

1つ目のポイントは、ラガービールの温度です。

ラガービールは、本来のスッキリとキレのある味わいや香りを最も楽しめる6〜8℃が飲み頃とされています。冷蔵庫でよく冷やしたラガービールを常温のグラスに注いだ際の温度が、6〜8℃程度です。冷やし過ぎると泡立ちが悪くなるので、注意しましょう。

2つ目のポイントは、グラスです。

ラガービールを飲む際には、勢いよく飲めるジョッキか、ストレートタイプのタンブラーグラスをおすすめします。飲む際に自然と顎が上がるため、爽快な喉ごしを堪能しやすいためです。

3つ目のポイントは、注ぎ方です。

ラガービールに適した注ぎ方は「三度注ぎ」です。最初は高い位置から勢いよく注ぎ、泡を作りましょう。泡がグラスの上部まで上がってきたら、少し待ちます。泡がグラスの高さの3割程度になったら、泡が立たないように静かに注ぎます。泡がグラスの最上部まで盛り上がったら完成です。

クリーミーな泡の口当たりが楽しめるうちに飲みましょう。

多様なビアスタイルを楽しむならHOPPIN’ GARAGEで!

HOPPIN’ GARAGE(ホッピングガレージ)では、誰かの「人生ストーリー」をもとに、オリジナルのクラフトビールを提供しています。

魅力的な人々の人生ストーリーをもとに多様性あふれるクラフトビールを生み出し、そのストーリーを味わいながら飲むという、これまでにないクラフトビールの楽しみ方をお届けします。

HOPPIN’ GARAGEのクラフトビールは種類が豊富で、工夫次第でさまざまな飲み方を楽しめることが魅力の一つです。

ぜひこの機会に、HOPPIN’ GARAGEのクラフトビールを飲んでみてはいかがでしょうか。

クラフトビールが初めての方におすすめ!HOPPIN' GARAGE 5種5本トライアルセット

サッポロビールのクラフトビールブランドであるHOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)の
バラエティ豊かなクラフトビールがお得に一度にお試しできる5種5本飲み比べセットです。
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※写真はイメージです。(限定醸造ビールの種類やアイテム数、各ビールの本数内訳は時期によって異なります。)

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参考サイト:HOPPIN' GARAGE 5種5本トライアルセット

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サッポロビールのクラフトビールブランドであるHOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)の
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※写真はイメージです。(限定醸造ビールの種類やアイテム数、各ビールの本数内訳は時期によって異なります。)

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参考サイト:!HOPPIN' GARAGE ペアグラス付きギフトセット

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