ビアスタイル講座 ウィートエールとはどのようなビール？魅力やおすすめ商品、美味しく飲む方法を紹介！
2023.09.23
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普段飲んでいる缶ビールとは一味違ったビールを飲んでみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そのような方におすすめなのが、アメリカ発祥のクラフトビールである「ウィートエール」です。
本記事では、ウィートエールの歴史や魅力、おすすめ商品を紹介していきます。
ウィートエールについての理解を深められるため、最後までご覧になり、ぜひ自分に合ったクラフトビールを見つけてください。
ウィートエールとはどのようなビールなの？
ウィートエールは、アメリカ発祥のビアスタイルです。「ウィール」は英語で「小麦」という意味があり、原材料には小麦が使われています。 ビールは基本的に大麦が使われる場合が多いですが、ウィートエールは小麦を使用することで、大麦を使用したビールよりも口当たりがまろやかです。
小麦を使用したビールとしてはドイツの「ヴァイツェン」もポピュラーですが、ヴァイツェンとウィートエールでは使用する小麦の割合が異なります。ヴァイツェンには小麦が50％使われているのに対しウィートエールは30％です。 ウィートエールの歴史を知って理解を深めよう！ 次にウィートエールの歴史について見ていきましょう。ウィートエールが誕生したのは1970～1980年ごろです。
当時、ウィートエール発祥の地であるアメリカでは、ほとんどのビールは大麦を使用して作られていました。そのときに、アメリカのクラフトビール界にある動きが起こります。「これまでの大麦を使用したビールではなく、新しいビアスタイルを作ろう」という動きが活発になったのです。その結果、いくつもの新しいビアスタイルが誕生し、その中のひとつがウィートエールでした。
1990年代に入り、クラフトビール界がさらに勢いを増すにつれてウィートエールの人気も高まっていきますが、日本を含め世界中で人気を博すまでには至りませんでした。しかし、アメリカ国内での人気は高く、そのまろやかな優しい口当たりから地元の人たちに愛されてきました。
ウィートエールの気になる味や特徴を紹介！
次にウィートエールの気になる味や特徴についても紹介していきます。
小麦を使用しているウィートエールは、大麦を使用したビールよりも苦味が少なく、まろやかな口あたりが特徴です。アルコール度数は一般的なビールと同程度なため、苦味の少なさも加味すると、数あるお酒の中でも飲みやすい種類と言えるでしょう。
同じく小麦を使用しているヴァイツェンと比較すると、小麦の使用割合が少ない分、より多くのホップが含まれています。その結果、ヴァイツェンよりはわずかに苦味がつよいものの、口当たりはよりクリーンな仕上がりとなっています。
ウィートエールをより一層美味しく飲むポイント
ウィートエールやヴァイツェンなどの「エールビール」は、8～13℃が適温とされています。 エールビールはエール酵母で発酵させるため、発酵時の温度がラガービールよりも高いことが特徴となっています。そのため、キンキンに冷えた状態よりやや高めの温度のほうが風味や香りをより強く感じることができるのです。
グラスはヴァイツェンタイプをおすすめします。ヴァイツェンタイプのグラスはその名の通りヴァイツェンに適したグラスのため、同じエールビールであるウィートエールとの相性も抜群です。泡をキープしやすい形状となっているため、ウィートエールのフルーティな香りをグラス内に閉じ込めておくことができます。
ウィートエールに合う料理は？
ウィートエールはまろやかな口当たりの飲みやすいビールのため、さまざまな料理と合います。とくに相性がよいのはあっさりとした料理です。サラダやシーフード、あるいは柑橘類で味付けした料理が最適でしょう。 ウィートエールのフルーティな香りが加わることで、あっさりとした味がさらに引き立ちます。
また、ウィートエールは小麦を使用しているため、小麦粉を使った料理もおすすめです。小麦粉を使った料理と合わせることで、小麦粉由来の味と香りがより深く感じられます。 ビールペアリングには「同系統の味で合わせる」という方法があるため、甘いパンケーキなどがおすすめです。
ウィートエールは万能で多くの料理と合うため、今回紹介した料理だけでなく、さまざまな料理とのペアリングを楽しんでみてください。
おすすめのウィートエール3選
最後に、おすすめのウィートエールを3種紹介します。
- ナギサビール「アメリカンウィート」
- OGA BREWING「三鷹ウィートエール」
- ベアードブルーイング「ウィートキング ウィット」
それぞれのウィートエールについて、味や香りなどの特徴を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ナギサビール「アメリカンウィート」
ナギサビールの「アメリカンウィート」は、チェコ産のザーツホップと小麦を使用したウィートエールです。
ザーツホップの穏やかな苦味と、小麦によるかすかな甘味・酸味が特徴となっています。 やわらかな飲み口ながらキレも感じられるビールとなっており、爽やかで飲みやすいため、ビールを普段あまり飲まない方にもおすすめです。
肉料理や魚料理など、さまざまな料理と相性がよいため、豚の生姜焼きや魚のフライなど、普段の食卓に最適なビールと言えるでしょう。
OGA BREWING「三鷹ウィートエール」
OGA BREWINGの「三鷹ウィートエール」は、センテニアルやシトラなどの香り高いホップと小麦を使用したウィートエールです。
OGA BREWINGのテイバンラインナップの一つであり、色合いはクリアゴールドとなっています。 口当たりは軽く、ホップの苦味が小麦で包み込まれているため、非常に飲みやすいビールです。
それでも他のウィートエールよりはホップの苦味がやや強めなため、苦味と甘味を両方味わいたい方にとくにおすすめとなっています。
ベアードブルーイング「ウィートキング ウィット」
ベアードブルーイングの「ウィートキング ウィット」は、軽めのホップによるバランスの取れた香りが特徴のウィートエールです。
ウィットは「白」という意味があり、これはベルギースタイルのウィートエールの白濁色が由来となっています。
ウィートキング ウィットはベルギースタイルのウィートエールですが、一般的なベルギースタイルとは異なり、スパイスやフルーツを一切加えていません。ウィートキング ウィットのフルーツのような香りは、小麦や酵母が由来となっているのです。
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