研究日誌 サッポロビール新品種ホップ飲み比べー製造のこだわりー

サッポロビール新品種ホップ飲み比べー製造のこだわりー

こんにちは。サッポロビールの篠原です。 8.9月のシュパーク新商品であるフラノ1401U号/フラノ1508B号の製造者である金沢百万石ビールの担当ブルワーに製造のこだわりやできあがった製品についてお話を伺いました。

1.こだわったポイント

私たちが手掛けるこのシングルホップIPAは、石川県産の自家製麦芽と新種の北海道産ホップを使用したビールです。醸造において最もこだわったのは、素材本来の風味を最大限に引き出すこと。自社で栽培から製麦まで手掛けた麦芽は、ビールにまろやかな甘みと深みを与え、北海道産ホップのトロピカルでフレッシュなシトラス感と絶妙に調和し、シンプルながらも奥深い味わいを生み出します。 シングルホップを採用することで、ホップのアロマを余すところなく楽しむことができ、そのフレッシュなシトラス感とトロピカルな風味が、ビールに爽やかで印象的なアクセントを加えています。製造過程では、素材本来の魅力を最大限に引き出すことを最優先し、過度な加工を避けて、各素材が持つ個性を丁寧に仕込んでいます。 石川の大地で育てた麦芽と、北海道の大自然で育ったホップが織りなす、まさに両地域の恵みを一杯に凝縮したビールに仕上がりました。


麦茶などに使う六条大麦ではなく、ビールでは一般的に二条大麦を使用する


ホップ畑の様子

2.フラノ1401U号の味わいについて

このIPAは、グレープフルーツやレモンのような柑橘系の香りが鮮やかで、フレッシュで爽やかなアロマが広がります。
スパイシーでハーブのニュアンスも感じられ、香りに深みがあります。味わいは軽やかな苦味で、しっかりしたキレを感じつつも、過度な苦味にはならず、麦芽の甘さとバランスが取れています。
全体的に飲みやすく、香りと味が調和した仕上がりになりました。


3.フラノ1508B号の味わいについて

このIPAはマンゴーやパイナップルといった甘く熟したようなトロピカルな香りと、どこかナッツのようなコクのある香りを感じました。
味わいは、フルーティーな甘さがしっかりと感じられつつも、後味にかけてはスッと軽やかに引いていく印象。
ビター感は控えめで、ホップの豊かなフレーバーが前面に出てきますが、決して強すぎることはなく、全体としてバランスが取れた味わいです。




商品画像

サッポロビール株式会社

篠原 輝里子(Shinohara Kiriko))

<略歴>

2011年サッポロビール株式会社入社。
商品開発に従事。好きなビアスタイルはピルスナー。

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