ビアスタイル講座
ホワイトビール(白ビール)はどのようなビール?魅力やより一層美味しく飲む方法を解説!
2023.09.23
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日本に流通しているビールの9割はラガービールといわれています。毎日ビールを飲む方でも、ホワイトビールをよく知らない方はいるでしょう。
この記事では、ホワイトビールの特徴や魅力、美味しく飲む方法をご紹介します。ホワイトビールについての知識が深まるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ホワイトビール(白ビール)とはどんなビールなの?
ホワイトビールは、小麦麦芽を原料に製造されるビールです。小麦にはたんぱく質が含まれるため、泡持ちの良さが特徴です。また、ヨーグルトを思わせる独特の酸味があり、さわやかな口当たりと、まろやかなのど越しが楽しめます。ビール独特の苦味も少ないため、若い世代や女性に好まれているビールです。
ホワイトビールには、発祥地域、製造方法や原材料の違いでさまざまな種類があります。昨今のクラフトビールブームによって、日本産のオリジナルホワイトビールも多く作られています。
ホワイトビール(白ビール)の歴史を知って理解を深めよう!
ホワイトビールの歴史は古く、15世紀ベルギーでは既にホワイトビールが製造されていました。その後、2回にわたる世界大戦の影響や他のビールとの競争に負けたホワイトビールは、20世紀に1度姿を消します。しかし、1965年にピエール・セリスがホワイトビールの醸造所を再建したことによって、ホワイトビールは再び世界各地で飲まれるようになります。
ホワイトビールはダークビールよりも色が淡く、たんぱく質の影響もあって白っぽく濁っています。そのため、ホワイトビールと呼ばれるようになりました。白っぽくないビールもホワイトビールと呼ばれることがあるため、注意しましょう。
参考サイト:ホワイト・ビールとは|BELGIAN BEER JAPAN
ホワイトビール(白ビール)の気になる特徴や魅力を紹介!
ホワイトビール最大の特徴は、バナナのようなフルーティな香りです。苦味がない爽やかな味わいなので、普段ビールを飲まない人にもおすすめできるビールといわれています。小麦に含まれるたんぱく質の影響で泡持ちが良いため、飲み口が軽く、非常に飲みやすい種類のビールです。
ホワイトビール(白ビール)にも種類がたくさんある
ここでは、ホワイトビールの代表的な種類を2つ紹介します。最近では日本でも多くの銘柄が購入できますので、皆さんもヴァイツェンとベルシャワンホワイトを飲み比べてみましょう。
ヴァイツェン
ヴァイツェンは、小麦麦芽を50%以上使用したドイツ伝統の白ビールです。バナナやクローブのようなフルーティな香りが特徴で、ビール独特の苦味はほとんどありません。
参考サイト:ヴァイツェンとは?ビールの種類をイラストで解説!|ビール女子
ベルジャンホワイト
ベルシャワンホワイトはベルギー発の白ビールです。原料にオレンジビールとコリアンダーが使用されているため、柑橘系の爽やかな香りの中にピリっとしたスパイシーさがあります。ベルギーが世界に誇る、優しい味わいの白ビールです。
一味違うホワイトビール(白ビール)のおすすめを紹介!
ホワイトビールの伝統的なビアスタイルを紹介してきました。次に、個性的なホワイトビールの銘柄を紹介します。
昨今、日本のビール会社も多数のホワイトビールを開発しています。日本の原料を使って独自の製法で作られた、日本人のこだわりが詰まったホワイトビールが多く誕生しています。
日本人にとってもホワイトビールはメジャーなビアスタイルになりつつあるかもしれません。皆さんも気になるホワイトビールの銘柄を探してみましょう。
六甲ビール「WHITE “DAIDAI” ALE」
神戸産小麦や徳島県産橙が使用されたホワイトビールです。優しい口当たりと柑橘系のフルーティな香りが特徴です。
国際ビアコンペの「World Beer Awards 2021」において、 ホワイトベルジャン部門で国内最高賞を受賞しました。日本産の原料がふんだんに使用された、日本発のホワイトビールです。
ホワイトビールらしい味わいのため、適度に酸味のある魚のカルパッチョやマリネと合わせて美味しく飲みましょう。
参考サイト:WHITE “DAIDAI” ALE|神戸・六甲ビール醸造所
常陸野ネストビール「ホワイトエール」
常盤野ネストビールの前身、木内酒造は1823年から日本酒を醸造してきました。ビール製造の規制緩和を受け、1966年、常盤野ビールの第一号のエールビールが生まれます。翌年には「インターナショナルビアサミット1997」で金賞を受賞するなど、高い評価を受け続けたブルワリーです。
「ホワイトエール」は、コリアンダーやオレンジピール、ナツメグなどを加えたホワイトエールで、爽やかな香りと柔らかい口当たりが魅力です。
世界最大級のビールコンテストの「ワールドビアカップ」で金賞に2度も輝き、国内外問わず多くのファンを生み出したホワイトビールを、ぜひ試してみてください。
参考サイト:ホワイトエール|常陸野ネストビール
富士桜高原麦酒「ヴァイツェン」
富士桜高原麦酒「ヴァイツェン」は、ヘーフェヴァイツェンという種類のビールです。原材料の50%以上に小麦麦芽が使われており、ろ過されていないのが特徴です。
新鮮な酵母によって生み出されたエステル香は、バナナとクローブの匂いを感じさせます。
アルコール度数5.5%の、苦味を抑えたビールです。
ヴァイツェンの特徴である極小の泡は滑らかな舌触りを演出し、フルーティーでまろやかな味わいが口の中に広がります。
参考サイト:ヴァイツェン|富士桜高原麦酒
ホワイトビール(白ビール)をより一層美味しく飲むポイント
伝統的なホワイトビールのビアスタイルや、個性的な銘柄を紹介してきました。 ここでは、ホワイトビールをさらに美味しく飲むための方法を紹介します。皆さんが普段飲んでいるラガービールとは異なるポイントもあります。ホワイトビール独自の美味しく飲むポイントを、しっかりと覚えておきましょう。
1つのポイントは、ジョッキではなくチューリップ型のグラスで飲むことです。なぜなら、チューリップ型グラスにより香りと見た目を同時に楽しめるからです。グラスの淵までビールを注がずに、グラスの半分まで注ぎ、味と香りを時間をかけて楽しみましょう。
2つ目のポイントは、ホワイトビールの温度です。ホワイトビールは7〜10℃程度が飲み頃とされています。自宅であれば冷蔵庫から出して、数分間置いた頃合いが目安です。また、ホワイトビールの香りや味わいは温度変化によって変化します。温度変化によるホワイトビールの移り変わりを楽しみながら、ゆっくりと味わいましょう。
参考サイト:白いビール、黒いビールの「それダメ!」~白ビール編~ | DREAMBEER
3つ目のポイントは、飲み過ぎに注意することです。特にヴァイツェンには、ラガービールより多くの炭酸ガスが含まれています。フルーティで爽やかなヴァイツェンですが、飲み過ぎるとすぐにお腹が膨れてしまいますので、注意しましょう。
参考サイト:ビアスタイルを知ろう!<3>【ヴァイツェン】 | 日本ビール
次は、ホワイトビールに合う料理の特徴を紹介します。
1つ目の特徴は、柑橘系・ハーブ系の香りの料理です。たとえば、オレンジソースをかけたサーモンのカルパッチョのような酸味のある料理です。ホワイトビールのフルーティな香りとオレンジの香り、ホワイトビールのハーブの香りとオリーブオイルの香りがマッチして、良いハーモニーを生み出します。
2つ目の特徴は、鶏むね肉や白身魚を使用したさっぱり系の料理です。たとえば、焼いた鶏むね肉に塩コショウとレモン果汁をかけてみましょう。油気が抑え目な鶏むね肉と、爽やかなホワイトビールの味わいがマッチします。
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