ビアスタイル講座
スコッチエールとはどのようなビール?魅力やおすすめ商品、美味しく飲む方法を紹介!

スコッチエールとはどのようなビール?魅力やおすすめ商品、美味しく飲む方法を紹介!

「苦みよりも甘みの強いビールを飲んでみたい」 「ゆったりと時間をかけて味わえるビールが飲みたい」 このようなビールをお探しの方におすすめなのが、スコットランド発祥のスコッチエールです。

スコッチエールは、ホップの苦みはあまり感じられず、モルトの甘みと濃厚な味わいを特徴としています。常温に近い温度でゆっくりと楽しむビールです。

この記事では、スコッチエールについて、以下の内容を解説します。

  • スコッチエールの特徴、歴史
  • スコッチエールの美味しい飲み方、合わせたいお料理
  • おすすめのスコッチエール3選

スコッチエールに適した温度やグラス、注ぎ方、ペアリングしたい料理まで解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

スコッチエールとはどのようなビールなの?

スコッチエールは、スコットランドのエディンバラで19世紀ごろに生まれたビールです。

同じスコットランド発祥のビールであるスコティッシュエールよりも度数が高く、濃厚な味わいを楽しめます。

「スコッチ」といえば、スコッチ・ウイスキーを連想するでしょう。スコッチ・エールも、ウイスキーのような濃い茶色と、甘みのある濃厚な味わい、しっかりとしたボディが特徴的なエールです。

スコッチエールが誕生した当時、寒冷なスコットランドではホップよりも大麦が大量に栽培できたため、モルトの風味が強いビールとなりました。ホップの苦みや香りは控えめで、モルトの存在感をしっかりと感じられます。

<スコッチエールの基本情報>

基本情報 詳細
度数 6.2%〜8%程度
濃い茶色、銅のような色
コクがあり、重み・厚みの強いフルボディ
発酵方法 上面発酵
飲みごろ温度 13℃程度

スコッチエールの歴史を知って理解を深めよう!

スコッチエールは、19世紀のスコットランドにおいて、ベルギーへの輸出用として作られていたビールです。

かつてのイギリスでは、エールは古い通貨である「シリング」にて取引されていました。当時は度数が高いエールほど値段も高かったことから、スコッチエールは「90シリングエール」とも呼ばれています。スコッチエールよりも度数の低いスコティッシュエールは、60シリングエールや70シリングエールという別名がつけられています。

スコットランドのビールの起源は、約5000年前にさかのぼります。18世紀ごろ、ビールに対する税金がイギリスの他地域よりも低かったため、エディンバラをはじめとする低地にてビールづくりが活発になり、ビール醸造所が多数設立されました。当時のスコットランドではモルトに対する税金もなかったため、スコットランドの醸造者は経済的に有利な立場にあったのです。

その後、スコットランドのビールは世界中に輸出されるようになり、スコッチエールもそのひとつであったと考えられます。

スコッチエールの気になる味や特徴を紹介!

スコッチエールの特徴は、甘みと濃厚さです。

ホップの苦みはあまり感じられず、モルトの香りと存在感、カラメルのような深い甘みと濃厚さを味わえます。ほかのエールと比較して低温で発酵されているため、口あたりはなめらかです。

重厚感があり、しっかりとしたボディのビールを味わいたい方にもおすすめできます。色は琥珀色や濃い茶色で、中には黒ビールのような色をしているものもあります。

スコッチエールと同じスコットランド由来のビールにスコティッシュエールがありますが、スコティッシュエールはスコッチエールよりも度数が低めです。コクや深い味わいが特徴のスコッチエールに対して濃厚さはあまりなく、飲みやすいといえるでしょう。ライトなボディで、より軽くなめらかな口あたりを楽しめるのが特徴です。

スコッチエールをより一層美味しく飲むポイント

スコッチエールを飲む際には、キレよりも濃厚な味わいを堪能するため、常温に近い温度でゆっくり楽しみましょう。

グラスは、エールに適したチューリップ型のグラスがおすすめです。チューリップ型のグラスは、丸みのある胴から飲み口にかけてゆるやかにくびれており、ビールの香りを存分に楽しめるつくりとなっています。

スコッチエールをグラスに注ぐ際は、二度注ぎがおすすめです。二度注ぎとは、グラスの3分の1〜半分ほどまで勢いよくビールを注いで泡立たせ、泡が落ち着いてから残りのビールをそっと注ぐ方法です。泡によってビールの香りや風味が閉じ込められ、泡のなめらかさも楽しめます。

スコッチエールのお供に選びたい料理を紹介

ビールと料理をペアリングする際は、ビールの持つ甘さや味の濃さと、料理の濃さを合わせるのがおすすめです。

スコッチエールをはじめとするエールには、濃い味付けの料理が合います。スコッチエールは甘く濃厚な味わいと濃い褐色が特徴のビールなので、近いテイストの料理を合わせるとよいでしょう。

たとえば以下のような料理です。

  • ビーフシチュー
  • 味噌を使った料理(味噌和え、味噌煮込み、田楽)
  • 豚肉の生姜焼き、照り焼きチキン など

また、異なる味わいのものと合わせて、味を引き立たせるのもおすすめです。塩気のあるおつまみと合わせることで、スコッチエールの甘みが引き立ちます。 以下のようなおつまみと、じっくり時間をかけて味わってみましょう。

  • フライドポテト
  • 塩味の効いたナッツ

スコットランド気分を味わいたい方には、イギリス料理の代表であるフィッシュアンドチップスと合わせてみるのもおすすめです。

おすすめのスコッチエール3選

日本で購入できる、おすすめのスコッチエールを3選ご紹介します。特別な日のビールや、甘いエールと共にゆったりとした時間を楽しみたいときなど、ぜひスコッチエールを味わってみてください。

  • ベアードブルーイング「やばいやばい ストロングスコッチエール」
  • 松本ブルワリー「マツモト トラディショナルスコッチエール」
  • 那須高原ビール「スコティッシュエール」

ベアードブルーイング「やばいやばい ストロングスコッチエール」

ベアードブルーイングの「やばいやばい ストロングスコッチエール」は、リッチで濃厚、かつシェリーのような果実にも似た甘みと酸味が楽しめるスコッチエールです。

ベアードブルーイングは、ブライアン・ベアードとさゆり夫妻が沼津に開いた合資会社です。夫妻はカリフォルニアでクラフトビールづくりを学び、2000年にベアード・ブルーイング・カンパニーを立ち上げました。バランスのよさと複雑な奥深さを個性ととらえ、ビールづくりをしているブルワリーです。

「やばいやばい ストロングスコッチエール」はアルコール度数8%と高めですが、苦みは抑えられているため、ビール好きな方にも、ホップの苦みが得意でない方にもおすすめできます。芳醇で、アルコールの熱さも感じられるビールです。

参考サイト:やばいやばい ストロングスコッチエール|ベアードブルーイング

松本ブルワリー「マツモト トラディショナルスコッチエール」

松本ブルワリーの「マツモト トラディショナルスコッチエール」は、リッチな味わいとしっかりしたボディが特徴のスコッチエールです。ホップの苦みはあまり感じられず、モルトの存在感と甘み、ローストしたコーヒーのような香ばしさを楽しめます。

松本ブルワリーは、長野県松本市への愛をこめてビール作りをしているブルワリーです。自社に合わせてカスタマイズした醸造設備をもち、シカゴのABT社の醸造システムを日本で初めて取り入れました。

パッケージもおしゃれな「トラディショナルスコッチエール」は、アルコール度数6.5%と中程度~やや高めです。濃い味付けの料理と合わせてじっくり楽しみましょう。

参考サイト:マツモト トラディショナルスコッチエール|松本ブルワリー

トラクエア「160シリング」

トラクエアの「160シリング」は深い味わいとコクを持ったアルコール度数9.6%のスコッチダークエールです。

製造を行うトラクエアハウス醸造所は古城にある18世紀の醸造設備を用いて、1965年にピーター・マックスウェル・ステュアートによって創業された醸造所です。 その製法は、ビールの熟成をオーク樽の中で行う伝統的な方法で行われています。

トラクエアの160シリングはその名の通り、スコッチエールの分類の中で最も濃厚であり価値が高い160シリングエールを復刻した商品です。

プルーンやナツメを感じさせる風味があり、麦芽の甘味が強く感じられる味わいが特徴で、オーク樽で熟成されたスモーキーさも楽しめます。 賞味期限も10年と長く保存できるため、熟成させて味わいの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。

参考サイト:160シリング|トラクエア

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