楽しみ方講座 クラフトビールは「飲み方」で変わる?もっと楽しむ3つのポイントを伝授!

クラフトビールは「飲み方」で変わる?もっと楽しむ3つのポイントを伝授!

クラフトビールとは、 独自の個性と多彩な味を持ったこだわりのビールを指します。

クラフトビールの人気と注目度は年々高まっており、最近では身近なスーパーやコンビニでも、実に多くの種類のクラフトビールを目にする機会が増えました。味のクオリティやこだわりの原材料により、価格は通常のビールよりも高めですが、それでも日常のちょっとした贅沢として楽しむ方が増えています。

そんな特別感いっぱいのクラフトビールですが、せっかく味わうなら、それぞれのビールに最も適した飲み方で、魅力を最大限に味わいたいものです。

今回は、クラフトビールの持つ繊細な香りや味をめいっぱい楽しむために、とびきりおいしい「飲み方」をご紹介します。ぜひ本文を参考に、いつもよりさらにおいしいクラフトビールを味わってみてください!

クラフトビールは「飲み方」で変わる?

クラフトビールは、様々なビアスタイルがあるので、適切な環境で管理され、その種類にとってベストなコンディションで味わうことができれば、驚くほどに味が変わります。香りや味にとことんこだわってつくられたクラフトビールは、その味の変化が特に顕著です。

ここでは、クラフトビールを保管する際に気をつけるべきことや、それぞれの種類に最適な温度をご紹介します。

おいしい飲み方①:クラフトビールは温度が大切

クラフトビールを美味しく味わうには、まず温度を管理することが大切です。

以下では、クラフトビールを最適なコンディションで楽しむコツと、クラフトビールの種類ごとに具体的に何℃で飲むのがよいのか解説します。

ビールは前日までに準備しておく

私たちが普段ビールを購入する先として最も身近なのはスーパーやコンビニですが、このような店舗に並んでいるビールは、実は中身の炭酸が不安定な状態であることが多々あります。

特に入荷後すぐ店頭に並べられたビールは、輸送中のトラックの振動の影響を受けやすいです。購入後のビールを美味しく味わうには、まず炭酸を落ち着かせるようにしましょう。

可能であれば、一晩置くのがベストです。ビールの最高のコンディションは、炭酸ガスが液体に溶け込んだ状態だといわれています。まだ炭酸が安定しないうちに飲もうとすると、炭酸ガスの大部分が一気に抜けてしまうのです。

つまり、ビールを最高の状態で味わいたければ、必ず飲む前日までには調達し、安定した場所に置いておく必要があります。

振動を避けて冷やしておく

身近な存在のビールですが、実は些細なことで味わいが変化してしまう繊細な飲み物でもあります。ビールの保管にも、十分に注意を払いましょう。

保管に関しては、なるべく振動を避けることが大切です。ビールを冷蔵庫に入れる場合には、開け閉めの際に振動が伝わってしまうドアポケットではなく、冷蔵庫の奥のほうで保管するのが正解といえます。

振動を避けて保管すると、ビールの魅力の1つである「泡」が楽しめないのでは?とお考えの方もいるかもしれません。しかし、実は炭酸がビールの液体に溶け込んだ状態で泡を立てずに飲むほうが、ビール本来のコクや深い味わいが楽しめるのです。

ビールの種類によって冷やし方が変わる

クラフトビールの大きな特徴として、ピルスナー、ヴァイツェン、IPA、スタウトなど、豊富な種類があることが挙げられます。しかし、味の違いは認識しつつも、いつもなんとなく選んでいた、という方も多いのではないでしょうか。

クラフトビールは、パッケージや、その時々のフィーリングで選ぶのももちろん楽しいですが、種類による違いがわかると、さらに奥深い世界が楽しめるようになります。

まず、ビールは、製造方法の違いにより「ラガー」と「エール」の2種類に分類されます。ラガーとエールの1番の違いは、製造過程でおこなわれる発酵方法です。発酵とは、ビール製造において肝となる工程で、酵母菌が糖質をアルコールや炭酸ガスに分解する働きを指します。

ラガーは、「下面発酵」という低温で長期間発酵させる方法によってつくられたものです。下面発酵の際には、酵母が麦汁の下面へ沈んでいくのが特徴で、雑菌の繁殖が少なく、常に一定品質のビールを作ることができます。

そのため、ラガーは量産されるビールとして最適な製造方法で、国内のビールメーカーの多くで採用されています。

一方で、酵母が麦汁の上に浮き上がっていく「上面発酵」という発酵方法もあります。こちらは昔ながらのビールの製造方法であり、やや高温で、比較的短時間で発酵させる方法です。この上面発酵により「エール」がつくられます。

手間のかかる製造方法であるため量産には向きませんが、深い味わいが特徴で、クラフトビールといえばこのエールの味をイメージされる方が多いでしょう。「エール」の中には黒いビールがあり、有名なものとしては「スタウト」が挙げられます。

以下では、クラフトビールの種類を大まかに「ラガービール」「エールビール」「スタウトビール」の3つに分け、その違いや、最も美味しく味わえる温度について解説します。

【6~9℃】ラガービール

ラガービールの代表といえば、ピルスナーです。国内ビールメーカーが最も多く製造している種類のビールでもあります。爽快感や喉ごしが魅力で、暑い日に冷蔵庫でキンキンに冷えたものをゴクゴク飲むのがおいしいと感じられるのは、まさにこのタイプです。

アメリカンラガーと呼ばれるバドワイザーや、世界的に有名なオランダのハイネケンなども、このラガーに属しています。

先述の通り冷たい状態がぴったりのビールですが、冷やし過ぎにはご注意ください。せっかくのビールの香りや風味を感じづらくなるため、6〜9℃程度が適温といわれています。

【7~12℃】エールビール

クラフトビールには、たくさんの種類のエールビールがあります。エールビールという同じジャンルであっても、それぞれに個性があり、全く異なる飲み口です。

たとえば、印象的なホップの香りと同時に爽やかな苦味がクセになる「IPA」という種類があります。IPAとはIndia Pale Ale(インディアペールエール)の略で、その味は18世紀末頃、イギリスから植民地のインドに船でペールエールを輸送する際、品質の劣化を防ぐためにアルコール度数を高め、防腐効果のあるホップを大量に用いたことに由来します。

同じIPAであっても、醸造所によってホップの香りや苦さの出し方が違うので、さまざまなメーカーのIPAを飲み比べるのも楽しいでしょう。

イギリス中部生まれの伝統的なビールであるペールエールは、芳醇な香りと、程よい苦味が特徴です。ペールエールは、冷蔵庫から出し、一度グラスに注いで少し温度を上げてから飲むと、さらに豊かな風味と深い味わいが楽しめます。

そのほかドイツの伝統的な白ビールである「ヴァイツェン」は、小麦麦芽が50%以上使われているのが特徴です。小麦が酵母と合わさったまろやかでフルーティーな香りにソフトな口当たりで、苦味はほとんど感じられません。

ヴァイツェンの中には、酵母をあえてろ過しないヘーフェヴァイツェンと呼ばれるものもあります。このような酵母入りのヴァイツェンは、まずグラスに半量注ぎ、その後ビールの容器を軽く振って酵母をよく混ぜてから残りを注ぐと、さらに濃厚な味わいを堪能できます。

ベルギーの伝統的な小麦のビールである「ベルジャンホワイトエール」は、原料にコリアンダーシードやオレンジピールといったスパイスが使われており、フルーティーな香りと若干の酸味が特徴です。ソフトな口当たりで苦味も少ないので、クラフトビールをはじめて飲む方にもおすすめできる、飲みやすいビールといえます。

このように、エールビールは、ラガーのようにしっかりと冷やすより、少し常温に戻してから飲んだほうが、モルトやホップの風味・旨味をじっくり感じられます。種類はさまざまですが、エールビールが美味しく飲める適温は概して7〜12℃といわれています。

【12~15℃】スタウトビール

スタウトビールは、エールビールの中でも、ロースト麦芽によるモルトの深い香りや苦みと甘みの絶妙なバランスが特徴です。スタウト(Stout)には英語で「強い」「頑丈」という意味があり、18世紀のロンドンで流行した庶民的な黒ビール「ポーター」がアイルランドに渡り、さらにアルコール度数を上げてつくられたのがはじまりといわれています。

スタウトの重厚感のある味わいや深い香りを楽しむには、12〜15℃ほどのやや高めの温度で飲むのがおすすめです。

スタウトの中には「バーレーワイン」と呼ばれる種類もあります。バーレーワインはビールの一種ですが、その名の通りまるでワインのような高いアルコール度数が特徴で、出荷されるまで熟成期間が設けられている、変わり種ビールです。

ずっしりとした重めの飲み口と甘み、またフルーティーな熟成香が特徴で、まさにワインのようにじっくりと味わうのがおすすめです。

参考サイト:ビール・発泡酒・新ジャンルの飲み頃温度は?|サッポロビール

参考サイト:ビールが一番おいしい温度は? 専門家に聞く|WSJ

おいしい飲み方②:クラフトビールは注ぎ方で味わいに変化がでる

ビールは、注ぎ方によっても味わいが変化するのをご存知でしょうか。

以下では、代表的な「一度注ぎ」と「三度注ぎ」をご紹介します。ビールの種類や好みによっても適した注ぎ方があるので、ぜひ試してみてください。

キリっと爽快!「一度注ぎ」

一度注ぎは、文字通りグラスに一度にビールを注ぐ方法です。ゆっくり注ぐことで、比較的泡が少なく炭酸がビールに程よく溶け込むので、キリッと爽快な喉ごしも楽しめます。特に、香りを楽しむタイプのビールに向いている注ぎ方といえるでしょう。苦みもしっかりと感じることができるので、ビールならではの爽快感や深みを味わいたい方におすすめです。

まず、グラスを斜めに傾け、泡がなるべく立たないように、ビールを静かに注ぎます。ビールの残量が少なくなってきた段階で、少しずつグラスを垂直に戻し、最後に上に泡の層を薄くつくれば完成です。

ビールの注ぎ方キホンのキ「三度注ぎ」

ビールの泡を楽しみたい方や、ビールの炭酸がやや苦手な方におすすめなのは、三度注ぎです。

まず最初に、高い位置からまっすぐグラスにビールを注ぎ、グラスを泡で満たします。しばらく待って泡が半分くらいに減ったころ、再度ビールをゆっくり注ぎます。再びしばらく待って泡を落ち着かせた後に、最後にこんもりと泡の層をつくり仕上げます。

もっちりとしたキメの細かい泡ができ見た目に美しい点と、ゆっくり注いでいる段階で程よく抜けた炭酸によってまろやかな口当たりが実現します。苦味も抑えられるため、ビールがあまり得意ではないという方にもおすすめの注ぎ方です。

おいしい飲み方③:クラフトビールの楽しみ方は1つではない

ここまでできたらあとは飲むだけですが、さらにもう一段階ビールが楽しくなるポイントを紹介しましょう。

色の違いを楽しむ

色の違いを楽しむ クラフトビールには、製造方法や原材料の違いにより、淡い麦わら色から黒色のものまで、さまざまな色のバリエーションがあります。実はこの濃淡は、光がどれほど透過するのかによって、科学的に分類されているのです。クラフトビールをいつも缶や瓶のまま飲むという方も、次回はぜひ色の違いを味わうために透明のグラスに注いでみてください。きっと視覚でも楽しむことができるでしょう。

特に友人を集めてのホームパーティーなどでは、さまざまな種類のクラフトビールを用意して、それぞれ選んだクラフトビールの色の違いを言葉で表してしていくのも楽しそうです。ワインやウィスキーさながらの素敵な表現が飛び出すかもしれません。

香りの違いを楽しむ

クラフトビールの最大の特徴は、個性豊かな香りです。香りを楽しむためには、キンキンに冷やすより、少し常温に戻すぐらいがおすすめです。できれば、それぞれの種類の特徴に合った適温にした状態で、グラスに注いでみましょう。

また、同じスタイルのビールでも、醸造所によって香りの違いがあります。お気に入りの種類を見つけたら、ぜひ異なるブランドを試して、香りの違いも楽しんでみましょう。

味わいを楽しむ

クラフトビールを味わうときは、一気に喉に流し込むのではなく、少しずつ、ゆっくりと飲むことをおすすめします。温度や炭酸の抜け具合、香りの広がり方など、飲みはじめ、中盤、終盤と変化が感じられるはずです。苦みや甘み、また酸味などのバランスが、時間とともに変化していく様子を楽しめるでしょう。

グラスと楽しむ

クラフトビールはぜひグラスで味わってください。グラスに注ぐことで、クラフトビール本来の美しい色を愛でることができ、香りは一段と広がります。

また、グラスの形はビールの味わいを左右します。ゴクゴクと喉を抜けるラガービールの爽快感をより一層引き立たせてくれるのは、大きく口が開いた筒状のジョッキグラスです。

反対に、エールビールの繊細でフルーティーな香りと深い味わいを楽しむには、すぼまった飲み口とくびれが特徴的なチューリップ型などがうってつけでしょう。

料理との相性を楽しむ

味や香りのバリエーションが豊かなクラフトビールは、さまざまな料理とのペアリングが楽しめるのも醍醐味の一つです。

たとえば、苦味の効いたIPAは、甘い割り下のすき焼きと合わせることで、甘さと苦さを同時に楽しめます。またスパイシーなエスニック料理と合わせれば、IPAの爽やかな苦味がさらに引き立つでしょう。

喉ごし爽快のピルスナーなら、こってりとした肉料理や煮込み料理と相性抜群です。

程よい苦味と芳醇な香りが魅力のペールエールは、本場イギリス流に、フィッシュアンドチップスと合わせてみましょう。

このようにクラフトビールは、料理との相乗効果でさらに味わい深くなるのが特徴です。いろいろと試す中で、お気に入りのマッチングを探してみてください。

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