STORY このビールに込められた「ほんとう」のストーリー

この人生ストーリーの主人公

HOPPIN’ GARAGEから、「ただいま!ビター」商品化&販売決定!!

HOPPIN’ GARAGEから、「ただいま!ビター」商品化&販売決定!!

2018年10月に始まった『HOPPIN' GARAGE』。
「こんなビール、あったらいいな」という熱い想いを持った人が、つくりたいビールをサイト上で応募。HOPPIN' GARAGE事務局の審査の上で選ばれた人がサッポロビールのブリュワー(醸造責任者)と一緒に試作品を製造し商品化を目指すという、ビール好きにはたまらないプロジェクトです。これまで16種類の個性あふれる試作品が誕生し、5種類のビールが商品化されています。

HOPPIN' GARAGE | できたらいいな。をつくろう

そしてこの度、6つ目の商品が発売となりました。それは、中川 俊彦(なかがわとしひこ)さんの「ただいま!ビター」です。

中川さん、現在は石川県金沢市でクラフトジンの蒸留所を開業準備中なのですが、実は数年前までは神奈川県でクラフトビールのブリュワーをしていたというビールづくりのプロ。その中川さんがブリュワーとしてつくり残したアイディアと表現していた「ただいま!ビター」が今回商品化されてより多くの方のもとに届くことになりました。今の率直な心境をお伺いしてきました。

ひとりのアイディアからはじまった技術開発“追い麦芽製法”

ー あらためて、今回このビールを作ろうと思ったきっかけのところをもう一度お伺いしてもいいですか?

「クラフトビールの飲み手からつくり手になって、ご縁あって今は金沢の蒸留所を立ち上げることになったんですが、ビールでやり残したことがあったというか。飲み疲れなくさらっと飲めるビールがつくりたいというのがあったんですよね。自分のレシピでは作れなかったんですが今回、この企画で出せることになったので、そのときのアイディアをぜひやりたいなと思っていて、嬉しいことに今回採用されたという感じですね。」


ーこのスタイルはクラフトブルワリーも含めて、日本で定番でつくっているメーカーはあまりなくて珍しいスタイルだとお伺いしましたが、今回、一般販売の開始に伴いより多くの方に飲んでいただけるということ、どう感じていらっしゃいますか?

「そうなんです、あまりみなさんビターっていうスタイルのビールはつくられていないんですよね。様々な種類のビールを出しているクラフトビールメーカーなどでも、ホップが効いたもう少し個性としてわかりやすいビールが多いと思います。
僕はその中でもこのビターというスタイルが定番であってもいいなとずっと思っていました。

前回のイベントでこのビールに合わせて作ってもらったおつまみでアジフライがあったと思うんですが、ビール自体に香ばしさが効いているので和食を中心とした家庭の食事とも合わせやすいと思いますよ。


商品化の話は、今年の早めの段階で正式に決まってお伺いして、とにかくとても嬉しかったですね。あともう1つ、前回のお披露目のときにも開発者の方から説明があったと思いますが、このビールをつくる過程で試行錯誤した結果採用した「追い麦芽製法」を、今回サッポロビールさんの公式でプレスリリースにも製法のひとつとしてご紹介いただいたことが、実はすごく嬉しかったです。

実際にブルワーとして僕がつくったわけではないですが、自分が企画したビールのアイディアの延長線上で新しい技術開発に繋がったというのは、ビールの元つくり手として発売と同じくらいに嬉しいことでした。」

缶ビールデビューでかつての知人やまだ見ぬ人のもとへ

ー 以前イベントで飲んだ以来のビールが今回は缶で届いて、試飲されたかと思うのですが、久しぶりに実際に飲んでみて印象はいかがでしたか?

「そうですね、自分が企画したビールが缶から出てくるというのは、なんだかデビューした感じで嬉しいですね。これが人様の口に入るのか…!という感慨深さがありますよね。
この前のイベントは金沢でやったということもあって知人の方が多かったので今回は自分の知らない人が飲むと思うとドキドキします。

ただ、これだけ飲み飽きなくてシンプルでドリンカブルって僕も話しているので、本当に、予約状況が気になりますね…(汗)」


ー 中川さんの場合、クラフトビールをつくっていたときのお知り合いも、ファンもいると思います。昨年のイベントに金沢までいらっしゃることができなかった方も多いと思うので、そういった仲間やかつてのお客さんからの注目もあるのでは?

「そうですね。僕がいた横浜横須賀エリアは、クラフトビールのコミュニティが本当に濃くて、特に横浜はつくり手も飲み手も一緒になって、サークルのような和気藹々とした雰囲気があります。今も実家が神奈川県内なので、帰ると必ず横浜に立ち寄りますが、みんな温かく迎えてくれるし、そんなみなさんにも、お知らせしたいなと思いますね。」

デザインもタイトルも、缶全身で表現する“大人の麦茶時間”

ー さて、デザインについてお伺いしたいと思います。瓶のときもユニークな4コマ漫画でしたが、今回は缶の形状に合わせて4コマ漫画をバラした形ですかね?

「そうですね。瓶のときとレイアウトは少し違うのですが、ポップな感じは踏襲されていて一周ぐるっとしながら表裏に入ったイラストを楽しんでいただけるようにデザイナーさんが工夫してくれました。

瓶のラベルにもあったクリームっぽい色は、今回は缶全面に使っていて、麦茶を冷蔵庫から取り出してゴクゴクと飲んだ僕らの幼少期の昭和感を、色あせた新聞紙を彷彿とさせるようなカラーから感じてもらえたらと思っています。」


ー タイトルの「ただいま!ビター」は、新しいビールを飲むシーンを想起するような言葉にも聞こえます。このタイトルに込めた思い入れなど教えてください。


「子どもの頃に家に帰って麦茶で喉を潤したあの瞬間を、このビールを通して大人バージョンで作りたいという気持ちがあったので、「ただいま」だけじゃなくて「おかえり」とか「お疲れ様」とか色々キーワードはありました。商品企画申込書というものを最初のエントリーで出したんですが、最初から「ただいま!ビター」は結構有力候補として自分の中にありましたけど、別案として「おかえり!ビター」もありましたね。

「そうですね、自分が企画したビールが缶から出てくるというのは、なんだかデビューした感じで嬉しいですね。これが人様の口に入るのか…!という感慨深さがありますよね。
この前のイベントは金沢でやったということもあって知人の方が多かったので今回は自分の知らない人が飲むと思うとドキドキします。

ただ、これだけ飲み飽きなくてシンプルでドリンカブルって僕も話しているので、本当に、予約状況が気になりますね…(汗)」


ー 中川さんの場合、クラフトビールをつくっていたときのお知り合いも、ファンもいると思います。昨年のイベントに金沢までいらっしゃることができなかった方も多いと思うので、そういった仲間やかつてのお客さんからの注目もあるのでは?

「そうですね。僕がいた横浜横須賀エリアは、クラフトビールのコミュニティが本当に濃くて、特に横浜はつくり手も飲み手も一緒になって、サークルのような和気藹々とした雰囲気があります。今も実家が神奈川県内なので、帰ると必ず横浜に立ち寄りますが、みんな温かく迎えてくれるし、そんなみなさんにも、お知らせしたいなと思いますね。」

デザインもタイトルも、缶全身で表現する“大人の麦茶時間”

ー さて、デザインについてお伺いしたいと思います。瓶のときもユニークな4コマ漫画でしたが、今回は缶の形状に合わせて4コマ漫画をバラした形ですかね?

画像4

「そうですね。瓶のときとレイアウトは少し違うのですが、ポップな感じは踏襲されていて一周ぐるっとしながら表裏に入ったイラストを楽しんでいただけるようにデザイナーさんが工夫してくれました。

瓶のラベルにもあったクリームっぽい色は、今回は缶全面に使っていて、麦茶を冷蔵庫から取り出してゴクゴクと飲んだ僕らの幼少期の昭和感を、色あせた新聞紙を彷彿とさせるようなカラーから感じてもらえたらと思っています。」


ー タイトルの「ただいま!ビター」は、新しいビールを飲むシーンを想起するような言葉にも聞こえます。このタイトルに込めた思い入れなど教えてください。


「子どもの頃に家に帰って麦茶で喉を潤したあの瞬間を、このビールを通して大人バージョンで作りたいという気持ちがあったので、「ただいま」だけじゃなくて「おかえり」とか「お疲れ様」とか色々キーワードはありました。商品企画申込書というものを最初のエントリーで出したんですが、最初から「ただいま!ビター」は結構有力候補として自分の中にありましたけど、別案として「おかえり!ビター」もありましたね。

麦茶をビールで表現してみたいということと、そっと家族のようにそばにいてくれるような存在とか、ないと寂しいもの。家族とか家庭とか、あって当たり前の存在。あとはホームと言えるようなお店とか、戻ってきたときに冷蔵庫で待ってて癒してくれる存在のビールをつくりたいな、と。どちらかといえばハレではなく、ケの日、日常に寄り添えるビールにしたいなと。

そんな思いで「ただいま!ビター」にしましたね。」

元つくり手としても初体験。HOPPIN’ GARAGE でのビールづくり

ー そういう意味では HOPPIN’ GARAGE はハレもケも、企画した人によって本当に多様なビールがつくられていて、今回は、中川さんの日常に寄り添う「ただいま!ビター」が発売となるわけですが、これまでにないつくり方でビールをつくってみて、いかがでしたか?

「確かに、元つくり手として、これまでいろんなビールをつくってきましたが、こんなつくり方はしたことないですね(笑)。つくり手だったということもあってどこまで関与できるのかなとかつくったものが果たして受け入れられるのかなとも思ったりしてはいたんですが、コンセプトとしては以前からやりたいと思っていたのはこのビール、いけるぞと信じていたところもあるので、試飲イベントを経て商品化されたことが本当に嬉しいですし、多くの方に飲んでみてほしいですね。」

ー最後に、発売に向けてメッセージをどうぞ!


クラフトビールのブリュワーの仕事を離れて、製品としてのビールをつくる機会は今後あまりないかもしれない中で、元つくり手としてつくり残したビアスタイルを絶妙なタイミングでつくる機会に恵まれました。本当にありがたい機会だったと思います。
そして、さらに、先ほども触れましたけどこのビールによって誕生した「追い麦芽製法」が、今後、サッポロビールの定番ビールに使われる日が来たら嬉しいですね。

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