佐世保スイングエール

商品化に至るまでのストーリーをインタビュー!
インタビュアー:古賀 麻里沙(以下太字)
つくってみた人:森本 夏実

まずはこの「佐世保スイングエール」をつくりたい!と思ったきっかけを教えてください。
旅が好きで4年前に佐世保にふらっと⾏った時に、ジャズバーに⼊ったんです。その時に初めて⽣でジャズを聞いて、みんなお酒を飲みながら幸せそうに聴いているのが衝撃でした。今回のプロジェクトの話を聞いたときに、そういう場で飲めるビールがあったらいいなというのが企画のきっかけでした。
醸造家の⽅との話し合いの際に、どんなビールをつくりたいと伝えたんですか?
企画書の段階では漠然としていたんですが、話し合いの中で「ジャズを聴く時っていつもウィスキーを飲んでいるので、ウィスキーっぽいビールかな」というアイディアが突如浮かびました。ボトルキープにはバーボンのイメージがあるという話をしたら、トウモロコシが原料のバーボンウイスキーみたいなビールをつくることになりました。


⽸のデザインについてはいかがでしょうか?
扉の中はあえて⾒せず、扉を開けて中に何があるんだろうというドキドキ感と、楽器をモチーフにした⽂字で素敵なデザインにしてもらいました。
⽸が出来上がって、初めて⾒た時どうでした?
感無量でした。事前に写真で⾒せてもらっていたんですけれども、実際に⽸で蓋も全部ついているのを⾒た時は、ただただ嬉しかったです。
どんな⽅にこのビールを味わってほしいですか?
佐世保のジャズをイメージしているので、佐世保でジャズを聴いている⼈、愛している⼈たちに飲んでいただきたいです。もちろん佐世保に住んでいなくてもジャズが好き、ウィスキーを飲みながら⾳楽を聞くのが好きという⼈に。あとは、旅先の出会いが発端なので、旅好きな⼈にも。できれば⾳楽をかけて、のんびり飲んでもらえたら嬉しいです。


佐世保が好きですよね。佐世保の魅⼒って何ですか。
旅⼈やコミュニティではない⼈がふらっとお店に⼊っても、気さくに話しかけてくれたり「家族だと思ってまた戻ってきてね」と⾔ってもらえると、また戻りたいと思います。おもてなしが⼤好きな⼈が多くて、⾊々なお店に連れて⾏ってくれます。東京にずっと住んでいて佐世保という街にふらっと4年前に⾏って、こんな⽇常もあるんだという衝撃を受けました。
このHOPPIN’ GARAGEというプロジェクトをどう思いますか?
いろいろな⼈の頭の中を、ビールを通して⾒ている感じです。絶対に⾃分では思いつかないアイディアが出たり、つくった⽅が嬉しそうに開発秘話を話しているのが楽しいです。⼀つのPop-Upで出会った⼈と、また別のPop-Upに⾏った時にも会ったりだとか。ビールを通して新しいコミュニティが⽣まれていると私⾃⾝も実感しています。


最後に、発売に向けて何かあれば⼀⾔、お願いします。
Pop-Upが終わってしばらくしてから商品化の連絡をもらった時は、本当に嬉しかったです。この⽸を⾒たら、さすがに実感せざるを得ないんですけれども。実際にこれが発売されていろんな⽅に飲んでいただけるのが嬉しいです。またそこからHOPPIN’ GARAGEがどんどん広がって⾏くことが楽しみです。

企画者プロフィール
森本 夏実
1981年東京生まれ。東京暮らしの旅好き。
お気に入りの行き先は、おいしいごはんとお酒・音楽・映画館・港町があるところ。地元の方々との出会い、その土地の日常風景に触れる時間に、旅をする楽しさを感じている。

ブリュワーコメント
成瀬 史子
佐世保に魅了された森本さんの思いは、ジャズのスイングに合わせて飲むバーボンのようなビール。バーボンと言えばトウモロコシを原料としたウイスキーなので、麦芽に加えてトウモロコシ原料を使用することで味に深みを出しました。また焙煎麦芽を一部使用することで木樽で熟成させたような香ばしい香りを表現することができました。アルコールは7%と高いのですが決して飲みづらさはなく、ジャズに酔いしれながらお楽しみいただけるビールに仕上がりました。