2021年2月にHOPPIN' GARAGEで発売された「大人のチョコミント」。チョコミン党を中心に話題となり、発売開始後は数日で完売。その人気から、2022年に再販を行いました。
そして、再販後もまだまだ止まらないたくさんの熱い声にお答えして、なんと今年も再販が決定! さらに今年は、京都にあるCafe1001のオーナー・久世泰範さんに、「大人のチョコミント」を使ったオリジナルメニューを考案していただきました。
チョコミントの聖地とも呼ばれているCafe1001。いったいどんなコラボメニューが完成したのでしょうか? 久世さんにお話を伺いました。
Cafe1001が「チョコミントの聖地」になるまで
── まず、久世さんが「Cafe1001」をオープンした経緯について教えてください。
久世さん 社会人になってから、洋食店やフレンチ、ビストロ、カフェなどさまざまな飲食店で働いていたのですが、2010年に独立してCafe1001をオープンしました。それまで大きなお店で働いていたこともあり、ゆっくりとした場所で、自分の思うままにお店をやりたいと思いまして。
── Cafe1001は、今ではチョコミン党の方々から「チョコミントの聖地」とも呼ばれています。いつ頃からチョコミントメニューを始めたのですか?
久世さん Cafe1001でチョコミントメニューを始めたのは2015年ですね。それまでは特に出していなかったのですが、思い切って始めました。実は、「チョコミントメニューをお店で出す」というのは、昔から挑戦し続けていたことだったんです。
2000年頃にも、当時働いていたお店でチョコミントメニューを実験的に出したことがあったんですが、そのときは全く人気が出ず、すぐにメニューから外したんですよ。
Cafe1001をオープンして2年目、2012年にもチョコミントメニューをやろうと思いましたが、そのときも反対意見の方が多くて諦めました。
── 2度、挫折があったんですね。
久世さん そうなんです。それでもいつかやろうと数年あたためていて。もう「反対されても好きな人だけが食べに来てくれればいいか」と吹っ切れて、チョコミントメニューを全面に押し出すようになりました。
「チョコミントの聖地」と言っていただいていることはありがたいですが、お客さんや周りの方々が言い始めたことなので、なぜそう言われるようになったのかはわかりません。当時はチョコミントメニューを全面に押し出したカフェがなかったからでしょうか。
チョコミントを広めたいとか、苦手を克服してほしいといった思いは個人的にはあまりなく、好きな人に食べて幸せになってもらえれば、それで十分うれしいと思っています。
チョコミントは、「色彩」「食感」「味覚」「嗅覚」全てで脳を刺激する
── 久世さんご自身は、いつからチョコミントがお好きなんですか?
久世さん 高校生の頃です。夏の暑い時期、学校帰りに、駅にあった自動販売機のアイスを右上のものから順番に毎日ひとつずつ買って食べていました。
そしてあるとき食べた味に衝撃を受けて、それからはその商品しか買わなくなりました。それがチョコミントアイスだったんです。
── 偶然で衝撃的な出会いだったんですね。久世さんの思うチョコミントの魅力について、教えてく
ださい。
久世さん まずは色じゃないでしょうか。鮮やかで爽やかな、ミントグリーンの色。そしてパリパリした甘いチョコの食感もたまりません。色彩、食感、味覚、嗅覚で脳を刺激して、ハマれば抜け出せない。チョコミントは、本当に中毒性があると思いますね。
レッドアイ、シャンディガフに続くビールカクテルにしたい
── 今回考案していただいたコラボメニューについて教えてください。
久世さん 牛乳150cc・大人のチョコミント80cc・ガムシロップ大さじ1杯をグラスに注ぎ、混ぜてからチョコミントアイスを乗せてつくる、チョコミントのビールカクテルです。
── おいしそうです……!
久世さん 「大人のチョコミント」は、お酒が苦手な方でも飲みやすいビール(※)ですが、それでもまだ苦手な方はいらっしゃるかなと思います。
(※本商品は、通常のビールと同様に麦芽比率50%以上の商品ですが、原料の一部にペパーミントなどを使用しているため、日本の酒税法上は発泡酒に区分されます)
僕自身もそんなにお酒が得意ではないので、このビールの特長であるスッと香るミントの風味、チョコレートのようなコクのある黒ビールの良さを活かしながら、お酒が苦手な方でも楽しめる、なおかつおうちにあるもので簡単につくれるメニューを考えました。スイーツドリンクのようでかなり飲みやすいと思います。
── おうちでつくるときのポイントやコツがあれば教えてください。
久世さん 牛乳を泡立てた方が、ビールの泡とも相まってクリーミーな口当たりになるのでオススメです。チョコミントアイスではなくバニラアイスとも合いますし、牛乳とチョコミントビールの割合はお好みで調整してももちろん大丈夫。ビールが好きな方はビールが多めの割合で! いろいろなアレンジを試していただきたいです。
── 最後に、今回のコラボメニューは、どんな方に味わっていただきたいですか?
久世さん 20歳以上の方であれば、いろいろな方に試していただきたいですね。有名なビールカクテルには、レッドアイ、シャンディガフなどがあると思いますが、それに次いで人気なものになれれば……と思っています!(笑)